ANAの機内サービスが消えた ~新型コロナの影響がここにも~
機内販売は遠慮させて…
とあるANAの国内線
離陸前恒例の緊急時避難に関するデモンストレーションの後
客室乗務員のお姉さんのアナウンス
「本日、機内販売は遠慮させていただいております。」
平日仕事終わりのフライトで一杯やろうと思っていた私にとって雲行きの怪しいアナウンスだった
遠慮してるだけ???
希望者にはアルコールの提供をしてくれるだろうか
いろんな憶測の中、シートベルト着用サインが消えたところで客室乗務員に聞いてみる
「機内販売やってますか?」
客室乗務員は申し訳なさそうに両手を振りながら
「やっておりません。」
(もちろんマスク着用で)
新型コロナの影響でANAの機内サービスが縮小
コーヒーやお茶のサービス、機内販売も停止。
(プレミアムクラスは飲み物の提供をやっている模様。)
新聞やブランケットも配布していない。
座席前にあるのは「安全のしおり」と「エチケット袋」のみの最低限必要なもののみである。
以前は前の座席の網ポケットにラジオや機内スクリーンの音声を聞くためのヘッドホンがあったがそれは新型コロナが発生する前から姿を消している。
現代の人はスマホとワイヤレスイヤホンで音楽や映像を楽しむ人が多いのだろう。
ちなみに、機内ラジオなどを聞きたい方は、飛行機に乗り込む直前のタラップ内イヤホン置場から自分で取る必要がある。
機内サービスの縮小は客室乗務員から感染を拡大するようなことがあってはならないと、接触を避けるためには
致し方ない対処
なのであろう。
気遣い
数分後、客室乗務員から
「何かお決まりの商品はありますか?」
との質問があった。
「特に無いです。」
と答えたが、その直後に
「ネットで商品を見れるので注文はこの葉書で」
と言って機内販売専用の申し込み葉書を頂いた。
同業他社では?
スカイマークでは通常通り
コーヒーやキットカットの無料配布を実施
機内販売も通常通り
アルコールは、神戸ワイン(120ml)、ハイボール(350ml、9%)、キリンビール(350ml)があった。
客室乗務員は全員マスクを着用
機内誌も一人一人が見れるよう前の座席の物入れに収納されていた。
注
本記事は2020年3月中旬のとある国内線の出来事であり、全路線で同じ対応かどうかは定かではありません。
なお、ANAのホームページ(以下のリンク)にて公式にリリースされている。
「5.新型コロナウイルス感染拡大防止のための対応について」参照
スカイマークは以下の通り
新型コロナウイルスに関連した感染症対策について