盤上の向日葵~菊水・黄楊~
父親に虐待されていた(推測)
上条六段(桂介くん)の幼少期に思わず涙目に
元先生の唐沢さんの優しさも相まってなおさら
奥様も佳介くんの将棋を応援してくれた
思わずガッツポーズ
父親に乱暴にされるが、根が優しく父親を見捨てることができない桂介くんの葛藤に強く心を打たれ
また涙
子供に罪は無い
子供は親の所有物ではない 決して
子供にも自由に生きる権利がある 当然にして
食べ物も無く、お風呂にも十分に入れず
学校でもいじめにあい
それでも真面目に大人以上に仕事を頑張り
そもそも小学生が仕事するなんて今の時代論外ですよね
親から愛情に恵まれず、学校に行っても友達もいない
自分の味方もいなくて、小学生の子供がふさぎ込むのも無理もないですよね
それでもひたむきに仕事を頑張る姿に強く心を打たれる
そこに佳介くんをどうにかしたいと佳介くんに話しかける元先生の優しさ
お互い好きな将棋を接点に一気に打ち解けていく
この話で、ふと、目黒で虐待の末に亡くなった結愛ちゃんのことを思い出し、佳介くんと重ねてしまった
「パパとママにいわれなくても
しっかりとじふんからもっともっときょうよりか
あしたはできるようにするから
もうおねがい
ゆるしてください
おねがいします
ほんとうに
おなじことはしません
ゆるして」
結愛ちゃんは毎朝4時頃に起床し、父親から平仮名を書く練習をさせられていたらしい
「きのうぜんぜんできなかったこと
これまでまいにちやっていたことをなおす
これまでどんだけあほみたいにあそんだか
あそぶってあほみたいだから
もうぜったいやらないからね
ぜったいやくそくします」
こんな文章5歳児が書きますか
子供に罪は無い
子供には夢のある希望に満ち溢れた文章を書いて欲しい
結愛ちゃんのことも、誰か気付いてあげられなかったのか悔やまれますよね
あ~ 菊水でなくていいから黄楊の駒が欲しい