映画「小さな恋のうた」を観て

沖縄

劇中思わずガッツポーズするようなそんな映画だった

山田杏奈のYouTubeを見たのがきっかけだった

私の1本、私を作った1本 Vol. 21 山田杏奈

本人が名刺代わりの作品と言う「小さな恋のうた」

なんと全編沖縄での撮影というではないか
しかも沖縄のバンド、モンゴル800の有名な曲を題材にした映画となれば見ない理由がない
どうやらバンドを組む高校生にまつわる青春ムービーらしい

早速Amazonプライムで一週間300円レンタルして観た

そこにはなんと、佐野勇斗(賭ケグルイ双の壬生臣葵)もメイン役で出ているじゃないか
観る前から徐々にテンションが上がる
私にとっては映画「小さな恋のうた」の役のほうが可愛げがあって似合っている気がしたが
もちろん賭ケグルイ双の壬生臣葵もいい味を出していた

もう一人の重要人物が、新田真剣佑の弟、眞栄田郷敦だ
劇中では山田杏奈の兄役であり、佐野勇斗の親友で一緒にバンドを組んでいる

兄の活躍を静かに追いかけている妹の山田杏奈
大切なことは全て兄に教えてもらった
尊敬する兄の言葉を大事に、兄が作った曲は全て体に染みついている
兄の死後、パソコンに作り始めたような新曲を発見する
兄の死に沈むバンドメンバーに新曲を世に知らしめたいと言い出す妹
公表のチャンスである学園祭まで時間がない
バンドメンバーもいない
歌はみんなで歌う、ベースは佐野勇斗がやる、ギターは・・・!?
兄のギターを持って妹の山田杏奈がおもむろに簡単なコード進行で兄の歌を口ずさむ
その瞬間私はガッツポーズした、十分イケる!もしろかなりいい(ただ私が山田杏奈を気に入っているだけ???)
兄の人間力をひそかに受け継いでいた妹に感動し涙が溢れる

実はこの映画にもう一人のヒロインがいる
兄と妹の近くに住む米軍兵の娘さんだ
有刺鉄線のフェンスで隔たれているが、兄と音楽を共有し仲良くなっていた
この米軍兵も本国アメリカに帰ってしまうため、その娘さんとも別れの時が来てしまう
そんな中妹含めた新生バンドメンバーは?!
沖縄の人(ウチナーンチュ)の精神である「イチャリバチョーデー」を表現した心を打つエピソード
国防のため県内のいたるところに基地を抱える沖縄にとって、目と鼻の先にある米軍基地は諸問題の発生源とも、生活に必要な収入源ともなっている。ただ、映画に出てくる主人公達においてはそんなめんどくさい社会問題なんか関係なく、一度会ったらお友達。兄の創った音楽を通して心を通わせていく。友人や相手を想う気持ちに国境や利権は関係なく、これが「イチャリバチョーデー」の精神である

山田杏奈の気持ちあふれる演技、沖縄の風景が独特の雰囲気を出している心温まる爽やかな映画

おススメです